公開日: 2022.04.20 更新日: 2024.08.02
決済システムStripeを利用できる予約システム3選|連携方法も解説
お店や施設で予約システムを活用している場合、さらなる利便性向上のためには、オンライン決済システムの導入がおすすめです。オンラインの事前決済は、顧客とスタッフ双方にとって嬉しいメリットがいくつかあります。
この記事では、決済システム「Stripe(ストライプ)」の概要や、Stripeを導入するメリット、Stripeを連携できる予約システムについて詳しく解説します。予約システムを活用して営業活動を効率化したい方は、ぜひ参考にしてください。
1.オンライン決済「Stripe」とは?
「Stripe(ストライプ)」とは、2011年にサービスを開始したオンライン決済プラットフォームです。Stripeは世界各国で広く利用されていて、現在は本社所在地であるアメリカとアイルランドのほか、日本を含む世界各地に14のオフィスを展開しています。
Stripeの魅力は、クレジットカードやデジタルウォレット、デビットカードなど多くの決済サービスを提供していることです。現在は主にアメリカ、ヨーロッパ、アジアでよく利用されている決済手段に対応しています。そのため、各国の有名企業からスタートアップ企業まで100万を超える企業がStripeを導入しています。
1-1.StripeとSquareの違い
Square(スクエア)は、Stripeと同じくオンライン決済サービスを提供するシステムです。どちらのシステムも認知度が高く、多くの企業で利用されています。
StripeとSquareは、初期費用・月額利用料金が不要である点が共通していますが、「決済手数料」と「入金スケジュール」については下記のような違いがあります。
■決済手数料
Stripe
- 1件あたり
3.6%
である - 決済手段による変動なし
Square
- 1件あたり
3.25%~3.95%
である - 決済手段やサービスによって変動する
出典:Square(スクエア)「決済手数料-クレジットカード決済手数料」
■入金スケジュール
Stripe
毎週自動、毎月自動
など入金日を都合に合わせて設定できるほか、手動入金
も選択できる4営業日
前までに処理された売上が入金される
Square
木曜日から翌週水曜日
までに処理された売上が金曜日
に入金される三井住友銀行またはみずほ銀行の口座
を設定する場合、売上処理の翌営業日
に入金できる
出典:Squareヘルプセンター「Squareの振込スケジュール」
両システムを比較するとStripeのほうがシンプルな料金体系で、入金スケジュールの設定管理ができるなど利便性が高いことが分かります。
2.Stripeを予約システムに導入するメリット3つ
来店予約が必要な業態では、Stripeを予約システムに導入することでさまざまなメリットが得られます。
ここでは、予約システムの管理者側と顧客側の両面から見た3つのメリットについて解説します。予約システムにオンライン決済を導入する際の参考にしてください。
2-1.キャンセル率・ノーショー率が低下する
オンライン予約システムを活用する上で問題になるのが、予約キャンセルにまつわるトラブルです。オンラインでは電話よりも気軽に予約申込ができるため、予約システムが普及するにつれて、無連絡キャンセル(ノーショー)が問題となります。
Stripeを予約システムに導入すると、予約手続きと同時にオンラインで事前決済が可能になります。予約と決済をセットにしておくと、顧客は十分に検討した上で予約をするようになるため、キャンセル率・ノーショー率の低下が期待できます。
2-2.決済業務の効率化につながる
Stripeで予約時に事前決済を行っておくと、来店当日の会計処理が必要ありません。したがって、会計業務に従事する人員の削減が期待できます。
また、会計全体に占めるオンライン決済の割合が多くなるほど現金を扱う機会が減るため、スタッフの業務負担を軽くすることができます。たとえば、両替やレジ金の差異チェックといった現金処理に伴う業務は、頻度を減らした運用を検討してもよいでしょう。
Stripeを予約システムに導入すると、このように人員削減・業務負担の軽減といった効果があり、業務全体の効率化につながります。
2-3.顧客の利便性が向上する
Stripeは各種クレジットカード以外にも多数の決済手段に対応しているため、顧客は自身の好みに合った方法で支払いができます。また、事前決済で提供するサービスは料金が明確に示されているため、顧客は安心して予約できるでしょう。
Stripeを利用した事前決済機能は、予約システムの運用側だけではなく顧客側の利便性も向上させます。
3.Stripeを利用できる予約システム3選
店舗や施設の運営に役立つ予約システムは、さまざまな企業から提供されています。オンライン決済サービスStripeと併せて導入したい場合は、連携可能な予約システムであることを事前に確認しましょう。
ここでは、Stripeを利用できる予約システムの中から、特に知名度の高い3つを紹介します。
3-1.Calendly
Calendlyは海外の予約システムで、Google、iCloudなどのアカウントに紐づくカレンダーを利用した日程調整が可能です。
初期設定で予約を受け付ける曜日や時間帯を入力しておくと、設定範囲内かつスケジュールに空きのある時間が自動で認識されます。予約画面には受付可能な日時のみが表示され、新しい予定はすぐ予約カレンダーに反映されるため、予約状況の把握が容易です。
CalendlyとStripeを連携すると予約画面でのオンライン決済が可能になり、予約者の利便性がさらに高まるでしょう。
出典:Calendly
3-2.SelectType
SelectTypeは予約管理システムだけではなく、ホームページ、会員システム、顧客管理システムなどを簡単に作ることができるWebサービスです。
SelectTypeの特徴は、キャンセル待ち予約やイベント予約などの予約機能が充実している点です。業種に合った機能を使いこなせるように予約フォームのデザインが豊富に用意されていて、テンプレートを選択するだけで簡単に変更ができます。
Stripeと連携すると予約フォームにクレジットカード決済機能が設置され、オンラインでの支払いが可能になります。
出典:SelectType
3-3.リザエン
リザエンは、あらゆる業種のビジネスシーンで活用できる人気のWeb予約システムです。高度なセキュリティ品質が評価されていて、医療や教育、サービス業など幅広い業界で選ばれています。
予約枠の設定は「時間タイプ」「時間割タイプ」「イベントタイプ」「日付タイプ」の4つから選択可能です。それぞれ病院、習い事の教室、セミナーや単発のイベント、宿泊施設などの予約シーンに適しています。
リザエンは予約受付だけではなく、自動返信メールや顧客・会員管理といった周辺機能も充実している点が魅力です。Stripeと連携することで、オンライン決済も可能です。
リザエン公式ホームページでは、業種別予約サイトのデモ画面を多数公開しています。導入を検討する場合は、ぜひ実際の操作感を確認してください。
出典:リザエン
4.Stripeと予約システムの連携方法
Stripeと予約システムの連携方法はシステムごとに異なりますが、多くの予約システムでは管理画面を通してStripeとの連携を手動で行う必要があります。しかし、一部の予約システムではStripeとの連携をより簡単に行えるような仕組みが整備されています。
リザエンはシステム導入後もサポート体制が手厚く、Stripeの連携についての細かな設定を任せることができます。事前にStripeアカウントを作成して、取得を完了した事をインタークエストの担当者に伝えましょう。
インタークエストからアカウント登録ページのURLが送られてくるので、取得したStripeアカウント情報を登録して連携完了!専門的な知識が必要な設定などは一切なく、簡単に事前決済前提の予約受付が可能になります。
まとめ
Stripeは、日本だけではなく世界中で広く導入されているオンライン決済プラットフォームです。予約システムにオンライン決済を導入することで「キャンセル率・ノーショー率の低下」「決済業務の効率化」「顧客の利便性向上」などのメリットが得られます。
Stripeを予約システムに導入する場合は、連携可能なシステムであることを事前に確認しましょう。予約システム・リザエンは、手厚いサポート体制でStripeの連携に関わる細かな設定をユーザーに代わって行います。予約システムごとに特徴や使い方が異なるため、自社の状況に合った予約システムを選択してください。